青森県の八戸三沢エリアを愛人Nと旅してきた。
ふたりの目的は、ある程度ホテル好きの方ならわかるかも知れない。
そして、ネットにあまり情報が出てこない夢の城というホテルが気になったので宿泊することに。
#こちらの外観は朝撮ったものです

夜の9時台に入店したが、空いている部屋は3つ。意外と少ない。
ガレージの奥に部屋写真があった。
日焼けでボヤけている。

どちらもアーバンぽい。
広そうなのでこちらにしようと思ったのだが、3つ目の部屋が気になる。
値段は他のふたつの部屋より安い。
三つ目の写真を覗いてみる。
車からは見えづらいので降りて近寄る。
なんと、すごい部屋があると思った。
宇宙船じゃないかっ!!!さすが、ホテル名が夢の城だけのことはある。
宇宙船に乗って、ドリームキャッスルを落城してやる!!
意気込んで部屋に入る。

自動精算機の機械的な挨拶が始まる。
ところでモーテルタイプなのにルームキー??
昔はあったのかしら??
そして部屋。。、ではなく宇宙船に入る。
。。。。。
。。。。。。。
。。。。。。。。。。

う、。。。
宇宙船だ!!!
ちょっと外の写真とは違うけど。
いや、写真は間違っていない。
私の目が悪いのだ。
写真が日焼けで色褪せてしまっていたこと。
湿気か劣化で写真が湾曲していたので、壁側が歪んでいた。
そして丸い窓、
それらが何かの乗り物を模したように見えた。
そして部屋がとにかく青っ!
連日の疲労で私には、これが宇宙船に見えてしまったのだ!!!!!!!

部屋はアーバンだが、ところどころに昭和の部分がある。
まずは

ベッドの丸窓が塞がれた跡がある。

ベッドもシンプルではあるが、ベロアの昭和ベッドである。

とにかく青!
ホテルの部屋でここまで青が多用されているのは珍しいような。

テーブルも青!

一面青!
装飾もないので、スマホのフォーカスも迷うぐらい。
丸窓の向こうはもちろん風呂




夢の城グッズも完備

布団は、直の布団にカバーが折られただけのもの。
夢の城も服務員の能率化を考えていらっしゃるようだ。
今日は疲れたのでこのまま宇宙船にいようよ。相方に声をかけたが、愛人Nはなんと私を宇宙船にひとりにして、
某大型ビジネスホテルに宿泊するために部屋を出て行ってしまったのだ。
寂しくなった私は、メッセージノートを開き、過去の宇宙船乗組員と交信をすることにした。

あまりにも重い交信内容に、そっと閉じた。
寂しくなった私は、スマホを取り出したが、とても電波状況がよろしくない。

「夢の中なんだから、現実をみないで♡」
と言われたようだ。
そうか、私が悪かった。ここは夢の中だ。
そして、布団に入る。
訪問は10月半ば。
青森県でこの時期はもう冬だ。
夢の城は寒い。布団の中でリアルなアナ雪が始まってしまうかも知れない。
♪レリゴーレリゴー

翌朝、光で目が覚める。

寒さでいよいよお迎えが来たのかと思ったが、どうやら剥げた部分から入り込んだ朝陽だった。
翌朝、迎えに来た愛人Nと一緒にもう一度ホテルを周回した。
入室中の部屋や、写真が真っ白になってしまった部屋があったものの、だいたいチェックできたと思う。
そうか、私は宇宙船に乗るという夢の中にいたようだった。
とにもかくにも、この部屋でここまで話を引っ張ったのは私だけだと思う。

▼夢の城
青森県十和田市大字洞内字井戸頭144-626
2020年10月訪問
独自性 ★★
昭和感 ★★
背徳感
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